1993年に茶農林44号として農林水産省に登録された茶品種です。
アッサム系の茶農林1号(べにほまれ)を母親に、ダージリン系の枕cd86を父親に交配された紅茶に適した品種です。
緑茶に加工すると、メチル化カテキンを多く含んでいますが、紅茶に加工すると、メチル化カテキンは消失します。

春の一番摘みはダージリンの香りが豊かです。
夏、秋摘みの茶葉はダージリンの香りは弱くなりますが、アッサムの水色と、濃厚な旨みが増します。
ストレート、チャイ、ミルクティ−に適しています。
*愛媛県の愛南町(旧御荘町)では御荘紅茶として1970年頃まで生産され、輸出されていた紅茶の産地です。

- メチル化カテキン(ポリフェノールの一種)を多く含んでいます。
飲用すると他のカテキンに比べ、5〜6倍の吸収です。 - メチル化カテキンが多いのは秋摘みの硬葉です。
*メチル化カテキンの含有量は乾物で春摘み:1% 夏摘み:2% 秋摘み:2,6%です。 - 茶葉(リーフ)は煮出す時間を長くすると、メチル化カテキンの抽出量が増えます。
(煮出し時間 5分:60%、10分:80%、30分:90%) - メチル化カテキン(EGCG3”Me + GCG3”Me)は煮出すと加熱殺菌され、さらに、メチル化カテキンの(GCG3”Me)が増加します。
- 有機緑茶は煮出し時間が長くても、嫌な渋みや苦味がなく、飲み易く、お茶として美味しく、安心安全です。
「農薬、化学肥料を使用した一般の茶葉には高濃度の亜硝酸態窒素を含み、嫌な苦みがあります。」 - ストリクチニンを含んでいます。